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ゲド戦記
2006年08月03日
午前中、ワゴンRに乗ってあややの用事で出掛ける。
午後からワゴンRに乗ってあややと一緒に映画館のプラット赤穂シネマへ『ゲド戦記』を見に行く。タイトルに戦記とあるので戦争ものかなと思っていたらそうではなかった。
誰よりも死ぬことを恐れ、死にたくない大魔法使いクモが無謀にも永遠の生命を手に入れようとする挑戦を阻止する物語であった。
主人公はアレンという王子なのだが、精神が不安定で父親である王を殺してしまう。王の所有していた魔法の剣を持って逃亡したアレンは魔法使いの頂点に立つ大賢人ハイタカ(ゲド)と出会い、共に旅をすることになる。都城ホート・タウンという町に行き着いたアレンは大魔法使いクモの手下ウサギに襲われていたテルーという少女を助けることになる。それが原因で、アレンはウサギに捕らえられ奴隷として売られることになってしまう。しかし、護送中にアレンはハイタカに助けられ、二人はハイタカの昔なじみの女性テナーの家で世話になることになる。そこで、アレンはテルーに再開することになる。しかし、テルーはアレンを拒絶する。アレンとハイタカはテナーの家で世話になりながら手伝いをして平穏な時間を過ごすが、大魔法使いクモとその手下のウサギの魔の手は伸びていた。アレンは自分の影に追われ気を失ってしまったところを大魔法使いクモの城へ連れて行かれてしまう。そこで、大魔法使いクモに介抱されアレンはクモの魔術にはまってしまいクモの言いなりに操られてしまう存在になってしまう。一方、ハイタカを誘き寄せるため、テナーはウサギに捕らえられ、大魔法使いクモの城へ閉じこめられてしまう。家へ帰って来たハイタカは残されたテルーによってテナーのことを知らされ、テナーを救出するため魔女クモの城へ向かう。しかし、城では大魔法使いクモの罠が仕掛けられていた・・・。
この物語は、限りある命をテーマに、主人公のアレンの人間的成長と大魔法使いクモの欲望と苦悩とを対比させて描きながら、その中間にハイタカという中立者を立てて自然と生命の問題を展開している。人類永遠のテーマを扱った非常に奥の深い物語である。その割に、映画は素直に描かれていてわかりやすい。
映像も映画を意識した作画になっていて、映画館のスクリーンならではの風景や景色を味わえるような描き方になっている。この映像を味わうには劇場で見たほうがいいだろう。
ただ、残念なのは、映画の最初に、西海域に住む竜が人間の世界現れたり、各地で作物が枯れ、家畜が倒れ、世界の均衡が崩れて来たという出だしで始まったのに、ハイタカが調べていたのもそのことのはずなのに、その後、そのことについては何も描かれていない。それと、大賢人ゲド(ハイタカ)は最も偉大な魔法使いだとされながら、この映画ではその力を見せる場面が描かれていない。それと、国王が亡くなった後、アレンの国はどうなったのかということはアレンのその後とともに知りたいところである。以上の3点を何らかのかたちで描いて欲しかったと思う。
なお、映画では大魔法使いクモは男として描かれているようなのだが、クモの絵と声優の田中裕子の声とでクモは魔女としか思えなかった。
この映画は、どうやら原作とはかなり違うらしい。
ゲド戦記の公式サイト
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2007/07/04
- メディア: DVD
- 作者: アーシュラ・K.ル=グウィン, Ursula K. Le Guin, 清水真砂子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/05/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- アーティスト: 寺嶋民哉, カルロス・ヌニェス
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/07/12
- メディア: CD
- アーティスト: 手嶌葵, 宮崎吾朗, 寺嶋民哉
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/06/07
- メディア: CD
- アーティスト: 手嶌葵, 宮崎吾朗, 塩谷哲, 小倉博和, 中脇雅裕, フェビアン・レザ・パネ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/07/12
- メディア: CD
2006年08月03日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 映画・テレビ